散歩に行った土手の上で、良い香りに気付きました。
今年も、キンモクセイが咲き始めたようです。
金木犀
お彼岸が過ぎて、朝晩が涼しくなってくるころ、土手のキンモクセイが花を咲かせます。
この香りが大好きです。
季節を教えてくれる
暑い暑いと自転車を漕いでいると、フワッと香るキンモクセイ。
あー秋なんだなあと教えてくれています。
こんなに夏が暑くなってきても、ちゃんと秋を教えてくれる花。
そして、季節の方が後からついてくるように、だんだん涼しくなってくるのです。
土手のキンモクセイ
ここの土手には数十メートルにわたってキンモクセイが植えられています。
高さは5メートルを優に越えています。
斜めから見ると、ひと続きになってとてもステキです。
楽しみ方
私はもっぱら香りを楽しむだけなのですが、満開になるといつもは通らない土手の上を通ります。ちょっとゆっくり歩いて、良い香りに包まれてみます。
そして、普段より鼻の穴を広げて(笑)深く息を吸うのです!
時々、枝の下にスカーフやビニール袋を広げている方を見かけます。
ポプリや香水を作るのでしょうか。
ガーゼの袋に入れたものを枕の下に置いたり、入浴剤にするのもいいなあ。
花だけを取り出す手間を考えると気が遠くなり、今年も私には無理なようです。
思い出す
『匂い』というのは記憶を呼び戻す引き金になるそうです。
いくつかの記憶がキンモクセイの香りに紐付いているようで、フッと思い出す風景があります。
それは昔むかーしの中学校の中庭。
文化祭の準備をしているところです。
そこにキンモクセイがありました。
なぜかまるで一枚の絵のように思い出す光景です。