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さらしをアボカドの皮で染めるーピンク色

手芸

玉ねぎの皮で刺し子用の晒をカラシ色に染めたのが思いのほかうまくいったので、今度はピンクに染めたくなってアボカドの皮でやってみました。

今度はアボカドの皮で染めてみる

前回、玉ねぎの皮でカラシ色に染めた晒は、6センチ円の型紙を使って『野分』の下書きをしました。

いつ刺し始めるかわかりませんが、秋までには…。

色の付いた晒に下絵を描いていると、他の色があったらああしたいこうしたいと空想できてとても楽しかったので、「アボカドの皮」でピンクに染めてみることにしました。

材料と道具

用意した材料

・刺し子ふきん用に切った晒(大2枚、小2枚)

・無調整豆乳 200ミリリットル

・アボカドの皮とタネ 1個分

・重曹 小さじ1杯(約5グラム)

・クエン酸 小さじ1杯(約5グラム)

使った道具

・ホーロー鍋 2個

・ボウル

・菜箸

・だしパック

・ゴム手袋

布に豆乳で前処理する

前回は糊を洗い落とした晒を乾かしてすぐに染めました。

染め物のサイトを見ると、染色前にタンパク質を染み込ませておくと濃く染まるらしいので試してみました。

初心者はなんでも試してみたくなるのです。

豆乳を同量の水で薄めて、晒を漬けました。

豆乳は200mlのブリックパックを買ってきたので水200mlと合わせて400ml。

花布巾用2枚とミニサイズ2枚の合計4枚を漬けるとギリギリでした。

時々ピタピタしながら30分くらい置いて、ギュッと絞って陰干ししました。

アボカドの皮と種

冷凍して取っておいたアボカドの皮と種を使いました。

冷凍する前には、皮に残った身をスプーンで削ってきれいにしました。

種はタワシでゴシゴシ洗ってあります。

皮の欠片が布に付くと、そこだけ濃く染まってしまうので、出汁パックに入れました。後片付けも簡単だし。

皮は手でちぎって、種は包丁で8つほどに切りました。

煮出す

ホーロー鍋に水を2リットルとだしパックに入れたアボカドの皮と種を入れて火にかけました。

30分間、弱火で煮出しました。

茶色い。

火を消してから、時々お玉ですくって空気に触れさせます。

これは「酸化」させているのです。

すると、色が赤くなってきたようです。どんな作用なのでしょう。

晒を入れる

ミニサイズの方を乾燥したまま漬けてみました。

入れるとすぐに色がつきました。

大きな花ふきん用の布は、ぬるま湯で柔らかくしてから軽く絞って入れてみました。

煮る

時々菜箸で持ち上げたり揺すりながら30分間弱火で煮ました。

煮立たせないように、ごく弱火です。

軽く絞って染液から出します。

媒染液

媒染液を作ります。

ボウルに水1リットルを計り、そこに重曹を小さじ1杯入れてよく混ぜて溶かします。

別のホーロー鍋に、作った媒染液をそっと移します。

重曹の溶け残りがあると、染め上がりにムラが出てしまうそうです。なので、上澄みだけを使うといいようです。

絞った布を媒染液に浸します。

今回はまったく布の色に変化はありません。

媒染液も透明なままです。

10分ほど浸しておきました。

すすいで干す

媒染液を絞ったら、水でよく洗います。

でも、ここでもまったく色は出てきません。

これは豆乳液のおかげなのでしょうか?

軽く絞ったところです。

色、濃いままです。

陰干しする

洗面所に陰干ししました。

濃くしっかりした色に染まりました。

大成功!!

クエン酸

あまりにも上手くいったので、欲が出ました。

もう少し薄いピンクも欲しいな。

染液にクエン酸を小さじ1杯入れてみました。

少し黄色がかったようです。

例えていうと、紅茶にレモンを入れた時のような感じ。

染める

先ほど乾いたままでも上手くいったので、今度も乾いたままやってみることにしました。

大小2枚を入れて弱火で30分煮ました。

途中でゆすったり広げたりしながら。

この時点でも前の時と色が違っています。

媒染液に入れる

軽く絞ってから、さっき残しておいた重曹の媒染液に入れました。

媒染液に触れると、薄茶色だった布がピンク色に変化しました。

上の写真のように、媒染液に浸かったところと浸かる前とで色が違います。

ゆすったりピタピタしたりしながら10分くらい浸けておきました。

キレイなサーモンピンクです。わーい。

水洗いして干す

何度も水を変えて洗います。

初めに染めた布から豆乳の匂いがしたので、両方とも洗い直しました。

台所用洗剤を少し入れて洗いました。

水洗いだけだと取れなかった豆乳の匂いが落ちたようです。

左がクエン酸を入れた2回目の布です。

右は初めに染めた布。

こんなに色の出方が違いました。

アイロンをかける

ほぼ乾いてから、アイロンをかけました。

ほんの少し豆乳の匂いがしますが、良しとします。

染めあがった色

手持ちの糸で、ピッタリこの色!というのはありませんでしたが、初めに染めた濃いピンクは、「梅ガム」の色です!

手元にあった糸を合わせてみました。

ユザワヤの「刺し子糸」の色目が近いかも。

色比較用糸 上から

Anchor(アンカー) 25番刺繍糸 76番色

Anchor(アンカー) 25番刺繍糸 1023番色

ユザワヤ刺し子糸 114

ユザワヤ刺し子糸 113

まとめ

今回は少ない材料でしっかり染まって、大満足でした。

玉ねぎの皮の時も思ったのですが、草木染めというのはたぶん毎回違うように染まるのではないでしょうか。

植物の熟度や量、熱の加わり方などで発色が違ってくるのではと思いました。

だから、おもしろいのですね。

私は染め物専用の道具を持っているわけではありません。

ホーロー鍋は、煮物を作るほかに、夏になればアイスティーを作りますし、冬には漬物をつけたりします。

ボウルも料理用のものを使っています。

だから、これからも「口に入れるもの」で染め物を楽しみたいと思いました。

材料費がほぼ0円というのも楽しみのうちですね。

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