夫のセーターを編んでいます。
大物を編むのは久しぶりなので、楽しみ半分不安半分。
なにしろリクエストが『20年前に編んだセーターと同じもの』なのです。
20歳若かった私はサクサク編んでいたようですが、今回は仕事と家事の合間にちょっとずつ。
少々見え方も変わってきまして。
昔はなかった失敗もします。
久しぶりにセーターを編む
本棚の奥に、当時の本が残っていました。
毛糸のブランドと太さがわかったので、夫に色を決めてもらって同じ太さの新しい毛糸を買いました。
編んだ段数を数えたメモまで本にはさんでありました。
これで今のセーターの目数を数えなくてすみます。よかった!
ゲージを合わせて編み始めた
力加減を意識しないでゲージを取ってみました。
私の手加減は少し大きいようなので、糸を引き気味にゲージを取り直すとまあまあいい感じ。
ああ、メリヤス編みは心穏やかに編めていいなあ。
ずいぶん編んでから糸を割っていたのに気付いた
袖ぐりの減らし目が終わったところで、机に広げてみました。
すると。
どうも1ヶ所気になるところがあります。
よーく見てみると、一目だけ糸が細いじゃありませんか。
慌ててまち針を打って裏を見ると、割れた毛糸がモシャモシャしています。
ここまで編んだのに…。
きっとよく見ないで編んでいたのでしょう。
糸割れした編み目を直す
一瞬、このまま見なかったことにしようかと思いました。
だって、袖ぐりの減らし目が終わってるんですよ。
でもなー。こんな大物、もう編んであげられないかもしれないし、手編みのセーターを着てくれる夫にちゃんと作ってあげたいし。
うん。
ちゃんと直そう。
印を付ける
糸割れした目の上下に目印を付けました。
色違いの毛糸を絡めてもいいし、段数マーカーでも。
私はほつれ止めを付けました。
写真で赤くしたのが糸割れした目です。
その下に印を付けました。
直す目を針から外す
途中まで表編みします。
直す目のひとつ前まで編みました。
直す目だけを針から外します。
針から他の目が外れないように棒針キャップを付けました。
ほどく
他の目を引っ張らないように、その目だけを解いていきます。
ケバが絡む時は無理に引っ張らないで、ひと目ひと目ほどきます。
糸を割ってしまった目までほどきました。
編み直す
編み直していきます。
ほつれ止めを外して、かぎ針を使います。
下の目から一段ずつ編んでいきます。
細かく図にするとこんな感じ。
お直し完了
一番上の段まで編めたら、輪の部分を棒針に戻します。
あとは、その段の残りの目を普通に編んでいきます。
裏から見てもわからなくなりました。
よかった!
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